2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

醒めた鉦

†温かいものは流れるのに、 夜のせいで感覚は醒めて了った。 喧騒のほうが性に合っている。 そう思い込んでいたけれど、 どうやらそれだけではない様で、 少し拍子抜けして不貞腐れて、 こうして音楽に身を浸ける。

記憶録

†久々の接触。 脳はきちんと記録していた。 毎日の様に触れていれば当然でしょう。 でも些細な事も嬉しかったのです。 継続しているからこそ継承されるのかしら。 途中でふるまわれた料理は最高に嬉しくて。 帰り夜道をあんなに楽しく歩いたのは、 本当に久…

視力

†とある場所で労働した事により、 唯一の自慢であった視力が低下した。 そう大変な事態ではないので、 コンタクトレンズや眼鏡などは、 滅多に装着しないでいられるけれど、 何も着けずに読書をしたり、 日常や旅先での景色をみてみたい。

†真っ直ぐで艶やかでそして綺麗な(?)黒髪。 望み通りだけれど少し伸ばし過ぎた様なので、 そろそろ十㌢近く切り整えようかと考え中。 何度か鋏をあてがい位置を決めたりしていた。 ただ苦労して伸ばしたのでいざ十㌢となると、 何だか勿体無い。鋏をいれる…

不明着信

†電話番号は表示されているけれど、 知らない番号の事を不明着信と呼んでいます。 殆どの周りの方々は大抵メヰルで報せて下さるので、 突然不明着信に遭遇すると興味と不安に襲われます。 最近では携帯電話でも間違いが少なくないので、 まず興味でとり、間…

†突然で冷たい様だけれど、 私は赤ん坊の泣き声が大っ嫌いなのです。 しかもむずかる様な泣き声などは、 この上なく神経を逆撫でされて了って、 こちらが発狂し兼ねない。というか発狂する。 如何なる状況でもそれは変わらないけれど、 電車内などで泣かれて…

擦れ違う道

†一方的な印象を強く受けるけれど、 切符は片道ではないだろうから、 それだけがせめてもの、 彼らの救いなのかも知れない。

風邪

○○は罹らないと云われる風邪。 ところが見事に罹って了ったのです。 何とか治りそうだけれど結構つらい。 茫としたりして焦点が定まらないし、 突拍子もない事を口走ったりするのです。 まるで禁煙中の時の様だなぁって、 ほら、もう訳わからない事言ってる。

残雪

†路面凍結解除に逆らう形で、 決意が少しずつ形成されてゆく。 ただ一つの要素を除いて。 闇の色と明けの色が分離する。 表面世界が動き出した。 二人の嫌いな表面世界が。

白の視線

†陽が差し込む洋館の様な喫茶店。 日常を送る人々の囁く様な会話に埋もれて、 なかほどに設置された大きい席だけ妙な違和感。 向かいの席から一人の少女が私を凝視している。 目を合わせる。逸らさない。 首を傾げて凝視し返す。ふと逸らした。 あの席の陰鬱…

積雪の日に

†大掃除+荷造り運び。 母と姉弟が初めて我が家に来たけれど、 目的は大掃除と荷造り運び。 素敵な白世界と、 少し寂しくなったこの部屋。 寒くはなかったけれど、 きっとこれからは、 雪を感じる度に灯りを探すでしょう。 そしてそのまま、 白に塗れて埋も…

奇妙な恐怖

†三時頃から急激な眠気に襲われ、 ぱったり寝てしまってから三時間後。 夢をみていた。現実的な夢。 良夢悪夢問わず縛られる傾向があるらしい。 そこまではよくある事。 友人からの電話を受けた。眠ったままで。 しかもその間も途切れ途切れに夢をみ続けてい…

思考調整

†無駄な事を考えない様にする。 では無駄な事とは何かと考える。 少しも無駄な事など無いのです。 全てが精神環境に繋がるのです。 全てが未知の扉へ繋がるのです。 纏まりの無い思考は、 散らばる薬の様にばらばら。 一度落とした薬は服用しないから、 新た…

錠剤の意志

†期限が迫っているのと、 悔しさで眠れる事を知らない。 眠りたくても蘇るのです。 負けず嫌い過ぎて手に負えない。 偶に自らを持て余す事すらあるほどに。 通常はとても静かにいるのですが、 この事に対してだけは…あの悔しさだけは…。 必ず。 他で紛らわし…

†儚いながらも強い風に魅せられた。 眠気が和らいで散歩に行きたくなる日。 冷たく心地の良い風の吹くベランダで、 暫く考え事をしていた。 考え事をするには絶好の天気に思えた。 夜になり風は一層冷たくなっていったけれど、 それでも出かけたくなるほど澄…

睡魔

†ただひたすら睡さとともに。 睡いのです。眠剤要らずの睡魔です。 良き事かな。 ところが。 そうやって眠剤も服用せずに、 やたら中途半端に眠ったものだから、 午前三時に目が覚めてしまい、 そのまま眠れなそうになかったので、 眠剤を服用をして再び委ね…

迷わしの鎖

†絡まった糸や鎖を解くのは得意だけれど、 これだけは如何にも難しくてなりません。 あらゆる物事が一人の手に委ねられ、 そのうえから周囲と自らの手により、 ぐるぐるに巻かれた鎖が創られていく。 でもこの鎖を解くのも全ては私次第なのです。 迷い抜いて…

警告灯

†よく此処まで来られました。 流されているのは誰も同じでしょう。 よく此処まで来られています。 確かに何があってもどうしても前を向きます。 生きる為の本能的な心の巣窟なのでしょうか。 色々な事、関係ない事まで否定されても尚、 笑っていられてしまう…

人工

†この部屋、暗かったですか。 それは大変申し訳御座居ませんでした。 さぞかしご気分を害された事でしょう。 然しながらこの部屋が暗いのは、 私達のせいでは御座居ませんのですよ。 文句を言う相手、間違えてます。 此処には最初から日が差さないのですよ。…

連続

†煙草の蓋がないのです。 繋がっているんです。本体と。 開けられないから解体。 見事に折り忘れ貼り付いています。 これは希少価値でしょうか。 いいえ。ただの誤りでしょう。 二箱無駄です。禁煙の勧めかしら。

横顔

†窓の外を見つめる猫。 何を見ているのか知りたくて、 同じ目線の辺りから外を覗いた。 出かけたくなる様な好い天気。 猫と外を見つめる。 それが何だか嬉しくて横顔をみた。 とても不思議な感じがした。 寂しそうでいて興味津々にみえて、 そして綺麗で大き…

散食癖

小分けして保存。 必要な時に食すのです。 いけない癖。 例えばうどんを食べる。 そして半分以下になったら残して保存、 また違う食べ物に手を伸ばすのです。 気分が乗っている時は、 きちんと普通に食べるのだけれど、 最近はこの癖が頻繁。顕著。 直さない…

月光浴

†しんとした空気に、 見上げると月が。 凝視していても飽きないのは、 癒されているのかも知れない。 試されているのかも知れない。 どんな形の月であれ、 此処からは変わらず美しく感じる。 いつかの昔の映像にみる人の様に、 私もあそこへ行ってみたい。

酔言蹴戯

†時には此処まで来ても良いでしょう。 然し何時からこんなに弱くなったのか。 何時からこんなに強くなったのか。 酒類に依って異なるけれど、久し振りに。 偶にこんな日も認めて下さい。 後日読み返して後、変更の兆しありかと。

ふらつき魔

†昨年辺りからやけにふらつく。 しかも軽く現実感もなくふらつくので、 偶に地震と間違えてしまうのです。 薬、減らしたからかしら。 栄養失調ですって?失敬な(`-ω-´) 明日からの身の振り方への空虚に乾杯。

楽厭

†ゆらゆら。 その手により。 あやされ。 形のない籠に。 揺られている。 点滅する魂の鼓動。 夜に咲く花は。 儚く咲き乱れる。 ただひたすら。 瞬きもせず。 それを眺めている。

詣リ

†本年は未だ詣りていない。 初日の出すら南に位置してしまっていた。 けれど何だか凝らなくなっている。 大きな問題を解決して動けたら…とは常に願想っている。 今はそれだけが…その事だけが一番ね。 しつこいけれど必ず遂げるわ。 協力者の皆様方、宜しくお…

鼾は騒音

†れっきとした犯罪でしょう。 致し方ないとはいえ改善策は存在する。 何もせずに他人に不快感を与えてまで、 貪眠するというのは如何いった事か。 何処かの国で夫の鼾が余りに煩く、 辛抱堪らなくなった奥方の逆鱗に触れ、 何と夫はハンマーで殴られて了い、…

私は私

†耐えて解いて。 繰り返しても構いません。 良い所だけを他人で濾過する。 じゃんけんの後出しは卑怯ではなく。 寧ろ先走る人が嵌っています。 集いは余り好みません。 必ず網の中に要らぬ感情が生じます。 好きな事一つ出来なくて、 如何して生きてゆけまし…

雪の乱

†あぁら。 私とは何ですか。 ほほほ。嬉しや。 今宵、酒の乱。 何かが弾けて。 今宵、雪の。