†儚いながらも強い風に魅せられた。
眠気が和らいで散歩に行きたくなる日。
冷たく心地の良い風の吹くベランダで、
暫く考え事をしていた。
考え事をするには絶好の天気に思えた。


夜になり風は一層冷たくなっていったけれど、
それでも出かけたくなるほど澄んでいる。
何処かに行きたかった。でも行けない。
何故なら寝不足が限界にきているから。
不覚。