信号

今朝も早く起きたから
背中を押してくれる何かを探す
まだまだ遠く感じるけれど
入り口まであと一歩なんだ




†自分自身に打ちのめされた気分。
何故、斯様な事態に陥ったか。
明白だ。故に震えが止まらない。
水の様に流れ過ぎゆく景色すら、
今日は楽しむ事が出来なかった。
減速して停車。
赤、黄、青緑。
その中ですぐに目を惹かれたのが、黄色だ。
特に好みはしないけれど嫌いではない。
然しこの色は嫌悪感や注意を想わせる。
何故、赤や青緑ではなかったのだろう。
まるで夜を照らす小さな太陽の様だった。
普段、選ばない色をふと選んだ。
警告の色。太陽の色。またも矛盾している。
なのに、この底から湧き上がるものは何だろう。
考えるまでもないとはこの事なのかな。
自分への闘争心。

僕を離さないで下さい。
世界の速さに置き去られない様に。

いつか書き散らした文の一行の中に、
こう記した事がある。
離さないで下さい、と書いたのは、
その世界の速さに置いて行かれる恐怖から、
誰かに縋り付こうとしていたから。
その世界には縋り付く人なんていない。
それを今日という世界に知らされた。
でもきっとこれからは置いて行かれるという、
怯えて弱い心をその世界には見せないだろう。
標を見つける事が出来たから。