夢幻

朝の冷たい空気に
深呼吸を何度も繰り返して
音楽を



†どうしても気になって、
ベランダに出てみる。
空の色と澄んだ空気に、
寒さを忘れて伸びをする。
そう、これですよ。
気付けば口元に笑みを浮かべていた。
不思議?不気味。

夢でも現でもない
白い微睡みの様な感覚の中で
貴方に抱かれた
此処にいる筈のない
幻の貴方に

まだ残っている。
ここまで不思議な感覚は初めて。
夢でも現実でもないと感じたのは、
あまりに自然だったからでしょうか。