浮遊感

いつもそうな訳じゃない
ひどくゆっくりとみえるだろうけれど
頭の中は常に忙しないんだ




†オルゴールの音色は優しい。
幼い頃から愛している音色。
眠りに就く時にも楽しむのだけれど、
目覚ましには向かない。
余りの心地良さに身を委ねてしまう為、
起き上がる事がひどく面倒になる。
夢に繋がれるのと同じ。

煌びやかを纏う蝶々が
君の周りで舞い遊ぶ
舞いの跡には空が広がり
君の証は消え去った

まるで攫われてしまうかの様に。
ひらりと優雅に、寂しく。