暗い空

低く唸る音 煩い
思考が遮断されがち




†先刻ヘリコプターの音が続いていた。
頭上からの低い音というのは非常に不安。
顧みて頭上より硝子の粒に圧されてから、
看板の下、ビルの工事現場などが苦手。
何も無い所へ住まない限り、
それは避けてはいられないのだけれど。


救急車、消防車のサイレンも同様。
此処らではよく耳にする事が多い。
しかし何故幼少期にあれ程まで、
消防のサイレンを怖がったのか。謎。

好いので在るならそれは現実。
辛い事であればそれは虚空。

慣れたものだといい気なものだけれど、
実のところこんな事になんか慣れたくはない。
慣れたものだ。
そう思う様になったのは、
野次馬になんかなりたくなかったから。