丸い窓が浮かんだ
もう大丈夫
何にも邪魔される事の無い
僕だけの桃源郷をみつけたから




†生かされている。如何でしょう。
自らの意志で生きている。
これが正解ですか。如何でしょう。
何かに対して、これが正解。
そういう決め付けはない様にも思う。



昨夜、何年か前に少しだけ通じ合った、
顔も知らぬ方の獄中からの手紙を見つけた。
何故そこにいるのかは不明だけれど、
その中に書かれていた事に、
当時ではなく昨夜、確かに救われていた。

前向きに走り始めた心の奥より
静かに支配を企てる闘の焔。

足が動くのに歩こうとしない僕は、
疎まれても仕方が無かった。
此処に此れが在るのが当然。
そんな事を意識的、無意識のうちに考えて。
この固まってしまった感覚が少し解れてきたら、
使い捨ての自尊心と共に捨てて了おうか。