起床時 寒い 足 冷える
待ち侘びていた訳だけれど
外に出なければ意味が無い




†寝起き悪し。毎度の事。
恒例、缶珈琲を手渡される。
相手は寝起きの為にと思ったのか、
冷たい缶を頬に当ててきたが、
そんな事をされては敵わない。
怒りからくる得体の知れない力で、
心ゆくまで引っ掻く。にゃあ。
その後、缶を握り締めたまま再び睡眠。


心地良い寒さに身を縮こまらせていると、
毛布越しに手を踏まれ悲鳴をあげるが相手気付かず。
余りにも気づかないので悪意と思い込み、
反射的に持っていた缶珈琲で思い切り頭部を殴打。
小気味の良い鈍い音。しまった。缶がへこむ。


人生初、缶珈琲で人の頭を殴打。
きゅっ。

何処までも白かった空は
やがて淡い蜜柑色に染まり
私を過去へと誘い
未来を通過して現在へ置き去りにする
それでも気分に色は無い

窓を開けましょう。換気。
色がなければ付けましょう。指先で。
幸い今の空は青い。寒い。
午前の夢の続きは布団の中に残して。