2006-04-20 天の気紛れ 創 †銀の雨矢が止み、徐々に視界の色が変わる。 通常であればその変化に助けられるところだろう。 ただ、今回はずっと雨矢を眺めて居たかった。 それなのに天も心も気紛れ。 白い空が割れて青い空が顔を出した時、 その鮮やかさとは反対にこの心は曇りだした。 緑は鮮やかに彩り出し、風は柔らかに光と戯れる。 なのに何故、この心は…。