2006-04-16 危険思考 創 †観覧車というものは、 こんなに高くまで上るものだったか。 前を見ると空。左も右も空。 そっと下を窺ってみる。 たまの一人旅で気侭に訪れた所で、 何だか無性に観覧車に乗りたくなった。 誰にも阻まれる事無く独りになりたかった。 この扉を開けて空を飛んだら、 すべてが僕を忘れるだろうか。 確実にわかっているのは、 迷惑だけを残してしまうという事だけだ。