2006-04-03 夢の微笑み 創 †夢をみた。 淡い紫のヴェールの世界だった。 君は手作りの白いドレスを着て、 見知らぬ人と階段を上ってゆく。 僕が名を呼ぶと、 君はゆっくりと振り向いて、 そっと儚げに微笑んだ。 口元が何かを言いたげに小さく動いた。 けれど何を言っていたのか、 結局知る事も出来ないままに夢は終わる。 後味の不思議な夢だった。 もし彼女が実在していたら、 こんな気分にはならなかったのだろう。