夢の微笑み

儚き夢

†夢をみた。
淡い紫のヴェールの世界だった。
君は手作りの白いドレスを着て、
見知らぬ人と階段を上ってゆく。
僕が名を呼ぶと、
君はゆっくりと振り向いて、
そっと儚げに微笑んだ。
口元が何かを言いたげに小さく動いた。
けれど何を言っていたのか、
結局知る事も出来ないままに夢は終わる。




後味の不思議な夢だった。
もし彼女が実在していたら、
こんな気分にはならなかったのだろう。