2005-11-01 冬の入り口 創 感 †待ち侘びた季節の到来。 急ぐ人々で溢れる往来。 弛緩した顔で歩こうものなら、 忽ちにして輪から弾き出される。 私の肌は、まだ本格的な寒さを感じていない。 これから少しずつ凍みてゆくのでしょう。 凛とした冷たい空気は思考を浄化してくれ、 鈍りきった身体にも芯を通してくれる。 最もそれを感じられるのは、朝と夜。 だから今年の冬も、 再び深夜にビル街を歩いてみたり、 早く起きてみたりして朝焼けを眺めたり。 そんな日を幾つか持ってみたい。 廻り来る桜の季節にも想いを馳せながら。