2006-12-01 陽と月 感 †振り返ると橙色の陽。 前方を仰ぎ見ると白い月。 一つの空に二つの存在。 どちらも私の好きな存在。 街路樹の下を歩きながら、 記憶を振り返ってみた。 長く歩いて来た色彩の道。 握っていた拳の力を抜いて、 俯きがちな顔を上げて歩いた。 当たり前の様に笑顔になれた。 初めから開いていた、 半透明の籠の扉。 その鍵を、 そして命を手にして、 此処から羽ばたく。 銀の翼で。