螺子回し

†先程、愛用の腕輪の手入れの為に、
専用螺子回しを用いてこれを外した。
私は何故かこの螺子回しという物が好きで、
どの様に好きかと問われれば答えに詰まるが、
色々な物を分解したくなるほど好きなのん。



今でこそ、その分解癖は無くなったけれど、
小学の頃は暇をみつけては様々な物を分解していた。
腕時計に始まりラディカセに至るまで、
螺子回しを手にしたが最後、ここぞと許りに分解し、
その後、元の形にするかといえばそうでもなく、
放置し放題、後片付けは弟に任せて自分は読書に耽り、
帰宅した親に制裁を加えられる事、数回、
まったく如何のし様も無い滅茶苦茶な子でした。



そんな私に物の大切さを教えてくれたのが、
実はその組立て担当にされていた弟じゃったん。
からしてみれば私は何と恥な姉だったのでしょう。ね。
それからは一つ一つを魂の宿るものとしてみる様になり、
粗末に扱う事を避け、現在に至ります。