自転車

†自転車を操る時に変な錯覚を起こす事がある。
もしも立場が逆だったら…という。
操られるという事は強制の様なものなので、
操る側はそれは歩行より楽か知れないけれど、
やっぱり大変な事よのぉとか考えていると、
何だか自分が自転車になったかの様な視点になり、
これが結構快楽だけれど危険なのん。




そして自転車にはちょっとした思い出があって、
ある夏の日の夕刻に職場から出ると、
専用場所から自転車が消えていた。悲。
土地柄かと思って岡っ引きに訊くと、
駐輪系の取り締まり期間だという。
この時点で少し憤ったけれど愛車の命を考えたら、
如何して文句の一つも言えようか。
そして指定の場所を記した紙を受け取り、
翌日に捕らわれている愛車を救出したのです。
帰宅するとちょうど水戸黄門の再放送。
お銀を応援しながら窓からみた夕暮れの美しさ。惚。