†正直、恐怖の対象。
いつからだったか。
本当の姿を映しているのか、
時々不安になる事があるん。
それでも一応女性ですから、
こちらもまた時計同様に、
手鏡、姿見、折り畳みを所有。



何気ない時にふと気になるのが、
鏡に映る自分(または誰か)の事。
そして鏡の仕組み。
一度容易く割れて了った事があり、
その破片を手に取った時に、
急に興味が湧くとともに思い出した。



以前みた発掘された鏡―。
それは輝きのない青銅だった。
私はそれを目にした時から鏡の虜になった。
映す物としてではなく、
『鏡』という物体として。