時計

†懐中時計、腕時計、壁時計等々。
幼少時より私の周りには、
数多くの時計が存在していた。
多分、他のお宅より多かったと思う。
思春期に入る頃には既に、
自ら購入した様々な形の時計を、
五個は所有していた憶えがある。
文字盤に仕掛けの様な工夫の凝らされた腕時計。
数字が左右反対になっている錯覚の鏡時計。
流れ星を模った針が魅力な腕時計。
液晶が透けている不思議な電子時計。
装飾の素敵な螺子回し式の透明な懐中時計等。
そして番外・・・毎正時には必ず反応する体内時計。
何故、時を刻むという事が、
そんなに重要視されるのだろう。
日時計。あれは時を刻むというのだろうか。
どこかで区切りがつかないと、
世界がうまく回らないということなのかしら。