無時

思考

†緩やかに流れる時の中で、
とりとめのない事を考えていた。
楽なほうへ楽なほうへと考えたりはしない。
してきた事の意味についても思いを馳せない。
ただ、意識的に考えているだけ。
とりとめのない事なのに意識的に考える。
だから自分でも矛盾していると感じる。
然し矛盾しているのは僕だけではないから、
少しは救われているのだろう。



考え事にはうってつけのとても良い空だが、
夕暮れ時に考えが纏まったためしがない。
せめて雨でも降って暮れたら良いのに。