都会の川

†数ある橋の中から一つ選んでいた。
人工的な川の上に跨る一本の橋。

物思いに耽り考え事をする時はよく此処に来ていた。
川の流れが激しい故に考え事にもうってつけだった。
しかし私が眺めたいのは川ではなくて、
その先に望める変わりゆく景色と残る風景。
此処には長いこと足を運んでいないけれど、
全てが快方に向かい解決したら再会したいと思う。