十字架のしるし

†今日は『王であるキリスト』の日。
そして、私達の入門式(入信式)の日。
初めて額に十字架のしるしを受けて、
兄弟姉妹、共同体として迎えられた。
紹介される時にはさすがに緊張したが、
よくみていて下さっている方々をはじめ、
今迄お話をした亊のなかった方々にも、
祝福のお言葉をかけていただいて、
何だか素直な子供の様な氣持ちになった。
勿論、まだ第一段階の求道期。
門に辿り着いたばかりなので、
これからが色々左右していくのだと思う。
帰り間際に代母の方と少しお話をした。
そしてその代母の方から、
修道院で作られたという蝋燭を戴いたのだが、
帰宅途中の公園でその袋を開けてみると、
何とマドニーナまで一緒に入っていた。
月の初めに一度だけしかお話をしていないのに、
私の話を覚えていて下さったんだという驚きと、
私の為にこんなに素敵な贈り物をという喜びで、
ふるふるして動けずにいる私の肩を落葉が掠めた。
蝋燭はとても神聖な感じがあり、
お話の中にもあった様に、
この蝋燭に明かりを灯してお祈りをすると、
きっと近くに感じられるだろうと思った。
今日は主日だし喜びの日であるから笑顔でいられる。
でも第一歩目を踏み出し、道を歩くのはこれから。
常にこの『これから』という氣持ちと、
喜んで末席に着きたいという氣持ちであり続けたい。