薫りの正体

†目覚めてから窓を開け、
外空氣に触れていると、
何だか妙な感覚があった。
暫くの間そうしていると、
嗅覚を通じて脳内に伝わり、
『その出來亊の数々』が、
途端、一気に溢れ出した。



創作意欲の異常な日々。
願想いが伝わるのかという不安。
訪れた地での気怠い心地好さ。
色々なものが通り過ぎていった。
そのおかげかな、
夜にすぅと眠れたの。