2006-09-22 分岐点の少女 想 †彼女は迷っている。 後には歩いた足跡、 前には幾つもの道。 差し伸べられる手と、 試している数多の眼。 彼女は怯えていた。 然し切り拓く為には、 進まなければならない。 焦燥はいつも感じているが、 八つ当たりは惨めと思い、 焦る心を隠すかの様に、 持ち前の笑顔で明るく振舞う。 僕はそんな彼女の姿を、 遠くから見守り続ける。