2006-08-27 静寂香氣 感 †大体の予想はついていた。 だから然して驚きもしなかった。 ただ半年の時も与えられずに、 強制的にそれは形になる。 事情に因り仕方の無い亊とはいえ、 これで私の帰る場処が減った。 人と離れる亊と同様に、 慣れた処から離れる亊も、 何時か想い出となって了う。 当然の亊だけれど、 それはやはり寂しい。 住み慣れた家や土地も、 長い時を共に過ごした、 友人の様なものだから。