無現

†新しい医院は今日で三度目。
だが、未だ藥を処方されていない。
前医院での藥が余っている為である。
そして処方する際は当然なのだが、
その患者に合う藥を提案する様に、
押し付ける事無く決めてくれる。
今回は徒な衝動発作の事も話した。
始終、観察するかの様に静かに、
そして適当に流す事も無く聞いてくれた。
捨てたものではないですね。とか。



*発見*
医院の先生の口癖。
都会の小雨は霧と成り穢を隠す事。