2005-11-26 曖昧な鎖 創 そんな寂しそうな目をしないで 君の獲物なら 底にたくさんいるから †傍らで見守っていた。 そうしていないと見境を失くす気がして。 苦しくない様にといつ切れても良い様な、 中途半端な鎖に繋いだのがいけなかった。 眠れる寂しがり屋が目を覚ます。 機嫌が悪いと牙を剥くんだね 誰彼構わず鋭い爪で捕らえて 食い散らかした跡に目もくれず 知らぬ顔で毛繕いをするんだ 寂しがり屋な筈の君は、 何が気に入らなかったのか、 手に負えない獣と化して了った。 きっと僕のせいだね。