†昼夜問わず、いつもがらがら鳴いている。
余りに鳴き続けるので外を覗いてみた。
目が合った。
それにしても淡い色彩の柄だ。
ふわふわのシフォンケーキを思い出す。
初めまして、
こんにちは。
おまいさんが犯猫かい。
家の猫を抱き上げて、
その猫と対面させてみた。
最初は細かく震えていたけれど、
急に相手に向かってにゃーにゃー喚き出した。
いつまでもその猫に何か言っているので、
収拾がつかなくなる前に部屋に帰した。
振り向いてみるとその猫は、
一軒家の屋根の上でまた鳴いていた。
その猫の名前は『からこ』と名付けられた。