卒業と誕生

†そう言えばもう明日から待降節なんだなぁ。
母親は昼から夜まで働くとか言っていたなぁ。
妹も弟も日々叩かれながら頑張っているし、
姉も毎日休まず家亊を立派にこなしている。



私は・・・?



私はただ体調や心調を理由に甘えていただけだ。
出來ない亊もないのに誰かに頼ってばかりいる。
教会の奉仕も立派な仕亊だけれど社会に出ないと。
五月に一度して以來労働らしい労働をしていない。
恩返しをする為に変えたというのに出來ていない。



明日は私のもう一つの誕生日。
昨年生まれたから明日で一歳。
その記念すべきといえる日に、
教会のもう一つの奉仕をさせて戴く。
御聖堂のお掃除という有り難い奉仕。
そしてその後の日々は、
久し振りに社会に出て、
労働をしようと決めた。
今頃始めるのかと思ってはみたけれど、
何かを始めるのに遅いなんて思わない。



『此処』に居るだけでは何も出來ない。
誰かに伝える亊も、誰かを助ける亊も、
自分を鍛える亊も、恩返しをする亊も。
いつもただ思っているだけで出來なかった、
それらの亊をしてみたい。してゆきたい。
もう甘えてばかりの涙を流す亊のない様に。



少しでも、強く在りたいと願想う。