告げる陽

†姪の運動会も無事に終わり、
世話先へ帰った後、
躰の些細な異変に氣がついた。
まずは両の腕に痛痒さと赤み、
そして両の足に軽い筋肉痛。
何より激烈な眠気が一番応えた。
いたずらなお日様は、
隠れては涼を呼び、
顔を出しては熱を与える。
然しそうして翻弄されながらも、
姪の楽しみの運動会に、
雨粒が降りなくて良かった。
今なら眠剤を服用しないでも、
深く眠れるだらう。