ヒトネコ

†姉宅の猫。
彼女をみていると飽きる事がない。
鳴く時の口はおにぎりみたいで可愛いし、
見つめあうと凝として目をそらさない。
ロフト部屋で梯を上ったは良いけれど、
自力で降りられず不貞腐れて物を落とす。
つい先程は後足で立ちながら、
頭で五度ほど腕をどつかれた。
彼女が人間なら相当の美人だろうが、
それを裏切る様に少しぽて腹なのがまた可愛い。
眠り姿を後からみるとまるで大福の様だ。
髭を触っても嫌がらず、
かなりの甘ったれで人懐こい。
姪の様子が心配なのか何なのか、
頻りに寝室に出入りしている。