本当の声

†自分で発して聞く声と、
相手が聞く自分の声は違うと、
誰かから聞いた亊がある。
試しに自分の声を電話機に録り、
聞いてみたら少し違った。
何と云おうか…。
こんなトーンだったのか。
然しこれも録った声なので、
何だか納得出來ないけれど、
それは贅沢だと云う亊で良しとする。

屋根の上の猫

†昼夜問わず、いつもがらがら鳴いている。
余りに鳴き続けるので外を覗いてみた。



目が合った。



それにしても淡い色彩の柄だ。
ふわふわのシフォンケーキを思い出す。



初めまして、
こんにちは。
おまいさんが犯猫かい。



家の猫を抱き上げて、
その猫と対面させてみた。
最初は細かく震えていたけれど、
急に相手に向かってにゃーにゃー喚き出した。
いつまでもその猫に何か言っているので、
収拾がつかなくなる前に部屋に帰した。
振り向いてみるとその猫は、
一軒家の屋根の上でまた鳴いていた。



その猫の名前は『からこ』と名付けられた。

ポエシアス

†とある方が紹介されていた一冊。
アビラの聖女テレサの詩 (聖母文庫)
その紹介されている箇所を読んだ時、
何だかどこかがひどく揺さぶられて、
全部味わいたいと思い、ネットで購入。

(前略)
私にお与えください 豊かさか 貧しさか
慰めか 痛みか
喜びか 悲しみか
地獄か 天国か
ここちよい生活か 灼熱の太陽か
全てを甘受いたします
主よ あなたは私に何をお望みでしょうか
(後略)
    『アビラの聖女テレサの詩』より


これ程の思い、信仰、愛。
真似は出來ないけれど、
正直、少しでも倣いたいものです。
すごいですよ、テレジア姉さん。